夫が飲食店を経営している管理人ネコダのサイトへようこそ。
この記事では集客に悩める飲食店経営者の皆様に
ネコダ夫店で実際にやってみて効果のあった集客方法についてをお話しいたいます。
今回は夜の集客が一気に変わったメニューと屋外看板についてです。
- 夜の集客のためにまずやったこと(失敗編)
- 劇的に変わったメニュー表と屋外看板の変更
- 昼と夜のメニューを変える
- ドリンクメニューで意識することは
- 屋外看板を夜用に変える
- 屋外看板が集客効果絶大!
- メニュー表効果でオーダーの傾向が変わり売上単価アップ!
- 制作期間・メニュー表の素材・その他のエピソード
夜の集客のためにまずやったこと(失敗編)
ネコダ夫飲食店は開業当初はランチとテイクアウト主体で20時までの営業でしたが
もう少し売り上げを伸ばしたい、とネコダ夫が営業時間を延ばすことにしました。
夜の営業を始めたのです。
まず、夜と言えばアルコール。
お酒の項目を増やし、オリジナルのサワーなども作ったりしました。
また、屋外用の看板には「バル」「BAR」などの文字を入れました。
メニューには夜用にA4のハードケースに入れた夜におすすめのメニューを入れてみたり…。
・・・しかし夜の営業時間、人件費がかさむばかりで
半年以上、ほぼ効果なし!!!
唯一効果があったのは店内に貼った宴会コースの予約がたまに入るくらいでした・・・。
予約が入った日にはそこそこ売り上げが上がりましたが、
宴会コースが入らない日はほぼ売り上げが上がらない状態。
劇的に変わったメニュー表と屋外看板の変更
夜に全く集客ができないのは、とても痛い。
そこで改めてネコダ夫飲食店の内容を見つめなおすことにしました。
・・・・・・(見つめる)
うち、デリカフェのくせに肉料理多い。
完全にネコダ夫の好みです。
開業前には女性向けにとか言いながら
凄く肉食系な店になっていました。
でもこれはこれで重要。
オーナーが好きなものじゃないとやる意味がない。
なので夜は肉バルのような方向
にしようということになりました。
昼と夜でメニュー表を変える
まず、メニュー数は増やさないまま
夜用のメニュー表の作製にとりかかりました。
17時から別のメニュー表にするのです。
なおかつ、昼は一冊のメニュー表でしたが、
夜はアルコールを頼みやすいように、
メニュー表はフードとドリンクに分けました。
フードメニューは表紙を抜くとA4判で5ページ。
①すぐ出るメニュー
②同額のつまみメニュー
③メインメニュー
④その他のメニュー
⑤セット系のメニュー
+ハードケースに入った限定メニュー
表紙は今までは店舗名、ロゴなどシンプルなデザインでしたが
メニューを開く前にワクワクするような、なおかつお酒も意識してもらえるようなものにしてみました。
これがテーブルにつくと1番に目に入るわけですね。
シンプルおしゃれもいいけれど、
これの方がうわー!お肉おいしそう!!って思いませんか?(自己満足)
※使用ソフトはフォトショップエレメンツです。
ドリンクメニューで意識することは
ドリンクメニューはA3判でアルコールメニューと裏側にソフトドリンクとスイーツにしました。
よく言われるのは人がメニューを見る時は
Z(ゼット)の視線で見ていくということ。
これに関しては自分でも検証しましたが、
確かに普通に本を読むときと同じような順番で
ついつい見ています。
そして一番先に目に入る左上にあるメニューを頼みがち(笑)
ここに
店的に一番出てほしいメニューを入れるのです。
ここで注意してほしいのは、
店的に一番出てほしいのか、
オーナーの完全な個人的趣味なのか、
よく考えてください。
やりたくなるのは左上にビールなのですが、
実は、
アルコールの中でビールだけ特殊です。
「とりあえずビール」と言いますが、
本当にその通りで
ビールだけはメニューのどこに書かれようがどんなに小さかろうが
オーダー率に変化はない
という実験がされております。
なのでビールはドリンク表で
一番最後に目に入る右下でも関係なく
頼む人は頼むのです。
ネコダ自身も「最初はビール」派なので、
確かに初めはビールを自ら探して頼んでいました。
それまでネコダ夫が押してたのが
海外のビールでした。
が、押していたものの原価率は他と比べてお高め。
要は利益は伸びにくい商品でした。
そこでネコダはネコダ夫と
原価率や売上を考えた場合に一番出てほしい
なお且つ肉と合うアルコールドリンクを話し合い、
グラスワインとデキャンタワインを左上に持ってきました。
そして次にオリジナルも含むサワーを右上に…。
今まで小さく記載してても出てたカクテルは
ビールの一つ前の左下に…。
そしてできたネコダ店夜用のドリンク表の配置がこちらです。
もちろん文字だけでなく
写真をほどよく配置。
できたメニュー表をほかの従業員にも見てもらい、
多少の訂正を加えて
夜用のメニュー表、完成。
屋外看板を夜用に変える
同時に、
店外に置いていたアイキャッチ用の
A型看板の変更に手をつけました。
これまで夜の客層は、
がっつり普通のご飯と
ちょっとお酒や持ち帰りの客ばかりでした。
なので看板も肉バルとして
思い切り変えてしまうことにしました。
改めて夜、遠くからA型看板を眺めると、
なんだかカフェ感が強い。
BARって書いてあってても
ついで感が半端なく出てる(笑)
また、暗いのもあって字が昼間より見にくい。
そこで屋外看板の文字をネコダ夫が一番伝えたい
「肉」「ビール」だけに絞ることにしました。
そして完成したのがこちら↓
…ちょっとダサいんですが目立つこと、
伝えることだけに注力したらこうなってしまいました(笑)
もはや店名さえ書かない。
この看板はベニヤに黒板塗料を塗ったものでして、
昼のA型看板と同じサイズで作りました。
ネコダ夫店のA型看板には元々色々変更させるのも考慮してこういう板を乗せられるように改造してあります。
17時になったら上に乗せるだけで夜仕様のA型看板の完成です。
屋外看板がやはり集客効果が絶大!
とある金曜の夜から
この夜用の屋外看板と夜用メニューに変えたところ、
変えたその日からものすごい効果が上がったのです。
マジです。
ネコダ夫もびっくり(笑)
夜の営業時間ぎりぎりまでドリル片手に
メニュー設置場所を作ったりしていたネコダ自身もビックリ。
コースプランが入らない日で
夜の売り上げが歴代1位になった日が
看板を変えた2日目の土曜日でした。
それも飲食店の閑散期と言われる時期で、です。
メニュー表効果でオーダーの傾向が変わり売上単価アッ!
集客はもちろんなのですが、
客単価もこの日で大幅にアップ。
ネコダ夫曰く、
とにかくデキャンタワインが
たくさんオーダーされたとのことでした。
※ビールは相変わらずだったようです
それまではたまーにちょこっとだったのが、
明らかに増えたのです。
もちろんドリンクだけでなく、
フードメニューのメインである
単価の高い肉料理のオーダーも増加。
・・・今までもあったメニューなんですがね!
逆に今まで何だったんだろう(笑)
こうして看板とメニュー表を変えたら
集客できた上に客単価も上がったのです。
制作期間・メニューブックの素材・その他のエピソード
ちなみに変更は考案から作成・設置まで
ネコダ1人でやりました。
試作の訂正も含んで
仕事の合間・家事育児の合間で約2週間。
本当は1週間くらいでやりたかったのですが、
メニュー表を実際どんな素材で作るのがベストなのか、
ドリンク表の大きさはどうするか、
細かいところを決めるのに意外に時間がかかってしまいました(笑)
ちゃんとしたケースのメニューブックにしようか
とも思いましたが、
制作しながら考えていたので
ページ数が決まらなかったのと予算不足もあり、
100均のインクジェット用A4マット紙で
プリントアウトした後にラミネーターして
それを冊子状にするために2穴あけて
麻紐で結んだだけのものにしました。
このまま調子良さそうなら
もうちょっとデザイン性のあるものへ変更予定です。
こちらについてはまだ案を模索中。
ドリンクについても、
「屋外看板ではビール押しなのに
何でワインが左上の目立つ所に?」
という矛盾をはらんでいるのも承知しております(笑)
とりあえず新メニューなんて考えていたら
時間がいくらあっても進まないので
現存のメニューでのベストなドリンク表を作ったまでです(言い訳)
今、ビールカクテルや珍しいビールを検討中でございますので
もうしばらくお待ちください。
まとめ
今回は夜の売り上げをあげるために
効果がすぐにあったメニューと屋外看板の変更
のご紹介をいたしました。
ネコダ夫店もまだ発展途上ですが、
集客や単価アップに悩める
個人飲食店の経営者・オーナーの方の参考になったら幸いです。
来た人が喜ぶお店づくり、頑張りましょう!!
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